ブランド担当

M.N

ブランド担当

2005年中途入社

ここで決めた!入社理由 一緒に仕事がしたいと自然に思うようになりました。

もともと新卒で営業販売の仕事をしていました。でも学生時代に経験した飲食のアルバイトが忘れられなくて、新宿で近々オープンする予定だった「東方見聞録」にオープニングスタッフとしてアルバイト入社したのが始まりです。その半年後には社員として入社することになるのですが、そこには尊敬に値するスゴい先輩たちがゴロゴロいました。アルバイトの皆さんを一瞬にして魅了するカリスマ性や売上に対する貪欲さ、ブランドに対する強いこだわりがありました。また、中でもどうすれば本当にお客様にご満足いただけるか、アルバイトが楽しく働くにはどういう仕組みや仕掛けが必要か、そんなことを真剣に考え、伝えていく姿に心の底から感動して、こういう人たちと一緒に仕事がしたいと自然に思うようになりました。
私は飲食業の醍醐味はやっぱり結果がリアルであるということだと思っています。他の業界だと自分が為したことに対して、エンドユーザーにどういう変化をもたらすのか、どういう反応があったのか、そして会社に対してどのようなインパクトを残したのかが間接的にしかわからないという業界もあると思います。フェイストゥーフェイスだからこそ感じるお客様の反応、知恵と工夫と努力でいくらでも変わる売上、商売の基本がたくさん詰まっているのが飲食業だと思っています。

どんなお仕事? 年間100億規模の売上を任され、多岐にわたるブランドに携わる

担当ブランドの販売施策を考案、メニューの企画・提案等を担当しています。マネジメントとしては、およそ80のお店を束ねています。これらのお店は月間でおよそ8億の売上をだしていて、月に3000万売り上げる大型店から500万の小型店まで幅広く、また、居酒屋業態から丼やうどん業態まで多岐にわたるブランドに携わっています。年間にするとざっと100億規模の売上を任されているので、責任は重大ですね。一企業の社長ぐらいの使命感をもってやっています。とはいえデスクワークばかりでなく、重要な旗艦店舗については、店舗運営(数値や営業状態の改善等)にまで踏み込んでいきます。営業は、現場・現実・現物が何よりも大切ですので、こういった姿勢は部門長になった今でも変わりません。

仕事の面白いところは、数値、企画、店舗改善等が自分の想定通りに変化した時ですね。たとえば、以前、「月の雫」を担当していたとき、居酒屋の最盛期である12月の売上予算を達成したときは、「この仕事を選んで本当に良かった」と感じました。私が「月の雫」を担当した当時、売上も利益も絶不調の時期でした。それもそのはずブランドの方向性もバラバラで、だから店長やチーフの考えもバラバラ。これだと絶対にいいお店はできません。そこで私がまず取り組んだのは「月の雫」をリブランディングすることでした。「月の雫」とは何かを徹底的に話し合い、コンセプトを再定義して、何が大切なことなのかを再認識してもらう。そうして、メニュー、制服、内装などあらゆるものを見直しました。次に、取り組んだのは、多くの人をいかに巻き込んでいくかということです。どんなスーパーマンでもお店の運営は一人ではできませんし、ましてや多くの店舗をまとめなければならない時、自分一人の力なんて本当に小さいものだということを嫌というほど思い知らされました。自分の力だけで何とかできることって本当は大したことではなく、関わってくれる各店舗の店長やチーフ、そしてスタッフの力がなければ、大事は成し遂げられません。だから彼ら・彼女たちの「最高」を引き出せたとき達成感ややりがいを感じますし、これこそが私が飲食業に就いている理由だと思っています。

私のやりがい

私たちの商売は、最初にお客様に安心と安全をお届けすることです。丁寧で心のこもった接客や温かいものは温かく、冷たいものは冷たいうちにご提供する等、飲食業にはいくつかの基本があります。瞬間的に売上をあげる方法はいくらでもありますが、こうした基本に忠実で正直な商売を続けることこそが最終的にお客様のご満足につながり、その結果として会社の利益につながるのだと思います。遠回りのように見えますが、こうしたプロセスを見届けたときにはやりがいを感じますね。
また、飲食業は多くの人と関わります。そして多くのスタッフの成長に関わります。最初は、「これをしてくれ」「あれをしてくれ」と言わないと動かない(動けない)指示待ちスタッフが、自分から進んで「こうしたい」「ああしたい」と言ってくれるようになったとき、このスタッフは人としても成長してくれたんだなと感じます。

もう一つこの仕事のやりがいは、新しい挑戦をさせてくれることです。例えば、会社は営業一本でやってきた自分に内装やリブランディングなどこれまで経験したことがないことに挑戦させてくれました。当社は知識や経験だけ長じているだけの者よりも、まだ不足していようが「やりたい」と手を挙げてくれる主体性をもった者に投資をする会社です。何故ならば、考え方さえ間違えていなければ、その情熱はきっと成長につながると信じているからです。

1日のスケジュール

11:00

出社

売上など数値の確認
メールを確認して、お取引様返信

12:00

ミーティング等

予算会議、企画会議、打ち合わせ

15:00

施策、問題点改善策検討

売上、営業状態等の改善策検討

17:00

外出

担当エリアの臨店
競合他社のチェック

今後の目標 振る舞い一つとってもブレないブランドを体現できる人材を育てる

実は普段あまり人前でしゃべらない方なんですが、人材の教育により携わっていきたいですね。昔からこの業界では「店づくりは人づくり」といいます。特に私はブランドに強いこだわりをもっていて、それぞれのブランドを体現できる人材を育てていきたいと考えています。そのブランドに携わる者は全て同じベクトルをもっていて、誰に何を聞いても同じ説明ができることや、所作などの振る舞い一つとってもブレない人材がたくさんいてこそ、お店は輝くのだと思います。また、当社のような労働集約型といわれる業界で最も大事なのは人です。優秀な人材がこぞって集まってくる、この会社で仕事をし続けたい、そんなことを思ってもらえるような制度等を設計したいですね。

キャリアステップ

2005

入社

~2010

店舗勤務

東方見聞録、月の雫、金の蔵など各ブランドを経験しながら、一般社員から店長へと昇格する

2011

第3営業部エリアマネージャー

2013

ブロック長

2015

月の雫担当ブロック長

2016

第一営業部 部長へ昇格

後輩へのメッセージ

世の中は日進月歩どんどん変わっていきます。油断すると取り残されたように感じるほどそのスピードは速いものです。でも、目の前のことも当然大事ですが、本当に大事なことは、目先の変化だけに目を奪われて刹那的にモノゴトをとらえ過ぎないことだと思っています。それよりも3年や5年といった長いスパンで物事を考え、人の価値観に簡単に流されない強くブレない軸を一つ持っておいて欲しいですね。そうすればきっと大事なものを見落とさないようになると思います。